DigiTimesは4日(現地時間)、台湾Acerのジェイソン・チェンCEOが、台湾ASUSによる買収の可能性を明確に否定したと伝えています。
ジェイソン・チェン氏
ここ最近業界筋の間で噂されるASUSによるAcer買収の可能性について、今回チェン氏が示した “回答” は非常に簡潔かつ理に適ったものとなりました。
チェン氏によると、現在のAcerおよびASUSの台湾市場におけるシェアを合計するとおよそ70%にも達しており、その両者が合併することは公正取引法に抵触してしまうため現実的に不可能であるとのことです。
なおASUSは、今年6月にも台湾HTCの買収を計画している噂が浮上していましたが、その後すぐにHTC側から「根も葉もない噂」であるとの公式声明が発表され(過去記事[1]、[2])、結局現在に至るまで両者はともに独立した企業のままとなっています。
企業同士の買収や合併の可能性というものは、その “役者” や規模を変えて定期的に噂されるのが市場の常とも言えますが、多くの先例と同様、今回の噂も実現することはなさそうです。
[DigiTimes via Phone Arena]