「初音ミク -Project DIVA- X」の試遊もできる「マジカルミライ 2015」が開催中。企画展とライブ初日の模様を合わせて紹介 | ニコニコニュース

4Gamer

　2015年9月4日から9月6日までの3日間，初音ミクを取り巻く創作文化の“今”を発信すると銘打たれたイベント「マジカルミライ 2015」が開催中だ。今年で3年めを迎える本イベントは，科学技術館で9月4日〜9月6日に行われる企画展と，日本武道館で9月4日と5日の2日間にわたって3公演が行われるライブの2本立てとなっている。
　本稿では，先日発表されたばかりの新作タイトル「初音ミク -Project DIVA- X」（PlayStation 4/PS Vita）が試遊できるセガブースや，「Project Morpheus」（開発コードネーム　以下，Morpheus）向けコンテンツ「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project: VR Tech DEMO」が体験できるPlayStationブースなどが出展されている企画展の模様を，ライブの初日公演と合わせて紹介したい。

リンク：「マジカルミライ 2015」公式サイト

［ライブ］日本武道館　9月4日〜9月5日（3公演）

　多くの企業や団体の企画展示がある中，注目したいのは4号館のセガブースだ。上記のようにセガゲームスから発表されたばかりのリズムアクション「Project DIVA」シリーズの最新作，「初音ミク -Project DIVA- X」のPS Vita版が試遊できる。

　“RUSH”の表示が画面に出た際，規定時間内に所定のボタンを連打することでスコアアップするという，一見シンプルな追加要素なのだが，この新システムによって，スクラッチが加わった前作よりもさらにアクティブになる。最初のうちは，「あれ？　ちゃんと押したのにノートが消えないぞ」と，ボンヤリ画面を眺めていたら“RUSH”表示に気づいてあわてて連打する，という調子だったのだが，慣れてしまうとこれがかなり爽快感が高い。

　また，収録楽曲に紐づいたデザインが多数用意されたモジュールは，ショップで入手するというこれまでの仕組みと異なり，リズムゲーム中に発生する「チャンスタイム」を成功させることでランダムドロップする仕様になった。試遊版でももちろん，条件を達成できればモジュールを見ることができた。

　続いて9号館のPlayStationブースだ。ここには「Morpheus」向けのコンテンツ「SEGA feat. HATSUNE MIKU Project: VR Tech DEMO」の試遊スペースがずらりと並んでおり，初音ミクのバーチャルリアリティライブを体験できる。どのような内容かは7月22日に掲載したレポート記事を参照してほしいが，興味のある人はぜひ実際にサイリウム……ではなく，PlayStation Moveを振りに行ってみよう。

　企画展にはこのほか，クリプトン・フューチャー・メディア（以下，クリプトン）SONICWIREチームのボーカルエディター「Piapro Studio」や，クリプトンとヤマハのコラボによるウェブキャスティングミキサー「AG03-MIKU」などの体験ブースをはじめとして，スマホ向けアプリ「初音ミクぐらふぃコレクションなぞの音楽すい星」（iOS/Android）を手がけるモバイルコンテンツチームによる縁日ブースや，「KARENT」レーベルの視聴コーナー，メッセージを自由に書き込める“初音ミクのツインテール計画”や“piaproの壁”など，気軽に遊べて参加できる企画や展示が盛りだくさん。

　さて，ここからは日本武道館で行われたライブ初日の模様をお届けしたい。本日（9月5日）の夜公演に参加する予定の人にはネタバレにもなってしまうので，ライブ後に読んでいただけると幸いだ。

　12曲めの「深海少女」からの5曲ほど，曲が変わるたびに早着替え（？）で衣装をチェンジをした初音ミクなど，名曲のオンパレードだったことはもちろん，その演出やステージングなど，見どころの多いライブだった。バーチャルとリアルが融合……というよりも，現実としてこの場に，バーチャルシンガー達がいるのだという感覚で，気づけば会場一体でラスト曲「ハジメテノオト」を大合唱し，彼女達のパフォーマンスに大きな拍手を送っていた。

「初音ミク　マジカルミライ2015」9月4日夜公演 セットリスト

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