【アンカラ時事】日米欧の先進国と新興国による20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議が4日夕、トルコの首都アンカラで開幕した。世界的な株価下落を背景に、中国経済の減速や米国の利上げが世界経済に与える影響などを中心に議論。2日間の討議で、景気の下振れ回避に向けて各国の協調を模索し、混乱する金融市場の沈静化を図れるかが焦点だ。
日本からは麻生太郎財務相と黒田東彦日銀総裁が出席。麻生財務相は今回の会議で、世界同時株安の震源となった中国経済が抱える構造的課題について議論を提起する意向を示している。