監視カメラの世界もアップデートします。
ソニーのα7sはインパクトありましたよね。光がない場所でも昼間のように手持ちで明るく撮影できる超々高感度性能。この分野においてはニコンのDfもなかなかなポテンシャルをお持ちです。
ソニー、ニコンときて、じゃあキヤノンは?というと、一眼カメラ外の領域での高感度に強いカメラの開発にも余念がないんです。
その1台が2016年に製品化を目指しているネットワークカメラ。開発中ゆえセンサーサイズや常用ISO値などのデータは公開されていませんが、0.08luxという月明かりでも100m先の人物の顔をカラーで捉えて認識できる性能を誇ります。
あくまでイメージ画像ですが、右側のように肉眼では真っ暗に見えても、開発中のネットワークカメラなら左のように明るさバッチリで撮影できます。しかもコレ、赤外線照射モデルではないんですよ。600mmを超える望遠域でもf2.4の明るいズームレンズと高感度に強いセンサーで暗闇でも明るく撮影できることを目指しているんですよ。
ネットワークカメラの中には、暗くなると赤外線領域の光で撮影を行なうモデルもありますが、可視光と赤外線とでは波長が異なるのでピント位置もずれちゃいます。だからといって通常のセンサーと赤外線用のセンサー、2つの回路を組み込むとなるとレンズも2本必要になるしコスト高。
これなら通りすがるクルマのナンバーも読み取れるくらいにシャープに撮影できそう。プロ市場向けのアイテムですがわくわくします。
source:キヤノン
(武者良太)