【アンカラ時事】トルコ・アンカラでの20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席した麻生太郎財務相は5日夜(日本時間6日未明)、会議閉幕を受けて記者会見した。麻生財務相は、会議では株安など中国問題に議論が集中したことで、「(中国が)世界中で関心を持たれている現実を知ったことは大きい」と強調。中国が経済大国としての影響力を自覚した上で、責任ある政策運営を行うよう求めた。
麻生財務相は「中国は自分たちが思っているより、経済規模が大きいことが分かっていないのではないかと感じていた」と語った。さらに、中国に対して発言した国について「幾つもあった」と述べ、日本の厳しい姿勢が突出しているわけではないとの見方を示した。