【パリ共同】フランス紙ルモンドは5日、米軍など有志国が過激派組織「イスラム国」掃討のためシリア領内で実施している空爆へのフランス軍参加を、オランド大統領が検討していると報じた。フランスは昨年9月からイラクでの空爆に加わっているが、シリア領内の空爆には参加していない。

 同紙によると、欧州に流入するシリア難民急増への対策を協議する閣僚会議が4日、大統領府で開催され、根本的な方策は、「イスラム国」打倒を含むシリアの安定化しかないとの見解が多数を占めたという。

 同紙はフランス大統領府に近い筋の話として、オランド大統領が7日にも参加方針を発表する見通しだと伝えた。