44才のフランス人男性が、足が痛むので病院へ行ったところ、脳の50~75%が失われていることが発覚しました。それでも彼は普通の生活を送っているそう。
Lancet medical journalという専門誌に掲載されたところによると、結論として、人間の知能と脳の大きさは以前に考えられていたほど大きな関連性はないということです。
彼の脳を研究したLionel Feuillet氏は、次のように語っています。
「前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の全ての部位で、左脳も右脳も脳全体が小さくなっています。これらは、動作、感覚、言語、視覚、聴覚、感情、認識機能をつかさどる部位です。」
彼は生後6ヶ月のころに先天性水頭症という脳に水がたまる病気の診断をされていました。
驚くべきことに、彼はこのような事実があることを知らないまま、2人の子供を持ち、公務員として働く、普通の生活を送ってきました。
このことが2007年に発覚して以来、医師は脳内の液体を抜く治療を行ってきました。
ちなみに彼は、脳の件が発覚しただけでなく、足の痛みも良くなったようです。人間の体って不思議ですね。
参考:Man goes to doctor with a sore leg and discovers he has half a brain