9to5Macは7日(現地時間)、独占情報として、9月9日の発表が期待されている「iPad Pro」に関する詳細な情報を伝えています。
iPad Proはその名称に相応しくこれまでのiPadシリーズとは一線を画するハイスペックモデルとなるようです。
今回伝えられたスペックは以下のとおりです。
iPad Pro | |
ディスプレイ | 12.9インチ 画面分割使用可能 |
OS | iOS 9.1 |
SoC | A9X |
RAM | 不明 |
内蔵ストレージ | 64 / 128 GB |
カラー | ゴールド シルバー スペースグレイ |
ネットワーク | 高速LTE |
その他 | ステレオスピーカー4つ Lightningポート1つ |
iPad Proには64GBと128GBの2モデルが登場するとのことで、現行のiPadシリーズは16GBからとなっているため、大きなストレージ容量に絞られたラインナップになります。また、これまでのiPadシリーズ同様LTEをサポートしていますが、iPad Proに搭載されているLTEチップは、最新の「MacBook」と比肩する性能を持ったものになるとのことです。
「iPhone 6s」への採用が伝えられているForce Touchについてはサポートしておらず、スタイラスペンやキーボードについても本体に備えられていないようで、9to5Macによると、アップルはiPad Proとは別売りでアクセサリを発売するとしており、新たにデザインしたキーボードを2種類用意しているとのことです。
アップルが用意するキーボードはBluetoothによるワイヤレス式のもので、ケースと一体型になったキーボードと、従来の「Apple Wireless Keyboard」に似た独立型のタイプの2種類になります。ケースと一体型になったアタッチメントは、さながら米マイクロソフトの「Surface」シリーズを想起させるものになりそうです。
画像は「Apple Wireless Keyboard」
これらのキーボードは、Mac向けにも発売されるとのことで、iPad ProがタブレットでありながらMacの持つ特徴を兼ね備えた端末であることが伺えます。
iPad Proは、その12.9インチという大画面を活用した分割画面のマルチタスクにも対応しており、4つのステレオスピーカーも搭載しています。これを実現した「A9X」は、A8Xの性能から大幅な飛躍がなされているとのことですが、今回詳細は伝えられませんでした。
これまで伝えられた情報では、MacBookで採用された「USB Type-C」をサポートすると伝えられていましたが、今回の情報では、Lightningポート1つのみのサポートが伝えられています。
また、9to5Macはリリーススケジュールについても伝えており、9月9日に発表されたのち、10月中に予約受付が開始され、11月末に出荷が始まるとのことです。価格については不明ですが、同サイトはワイヤレスキーボードを買い揃えた場合、約1000ドル(約11万9000円)の価格帯となり、一番安価なMacBookの購入と天秤にかけることになるだろうとしています。
「iPad Air 2」の最高額が8万9800円(税別)、MacBookの一番安価なモデルが14万8800円(税別)であることを踏まえると、日本円では最安のモデルで10万円〜14万円の価格帯に落ち着くことになるかもしれません。
9月9日のスペシャルイベントではiPad Proに加え、新型「iPad mini 4」も発表される見込みです。
[9to5Mac]