グーグルの新ロゴ、14,000から305バイトにサイズダウンして地球の残り10億人のダイヤル接続にリーチ! うがー!…っていうのはわかるんだけど、そんなギークな事情は知ったこっちゃないセリフ族から「自分になんの断りもなくサンセリフにした!」と小さな叫びが上がってますよ?
中でも正面切って声を上げたのが、クールな書体の雑誌「ザ・ニューヨーカー」。一歩間違えばコミックサンスな書体で検索する日常には我慢がならないみたいで、こんなん書いてます。
今はブランド刷新というと、まず「クリーンライン」の話になる。 まるでゴージャスで古風な書体なんか使ってた日にゃ自分たちはいつまで経っても暗黒時代に置いてきぼりだ、とでも言うかのように。これに流された一番最近の無残な事例がグーグルの新ロゴだ。
旧ロゴの書体は文学、新聞、印刷物を思わせ、歴史に裏打ちされた確かな感触、先達に対するリスペクトがあった。書体は古典文学のようなセリフで、そこはかとない権威を漂わせてさえいた。逞しくハンサムな「G」、小さな中にも風格と魅力を感じる「oo」、タイプライター風の愛らしい「g」、優美な「l」、思慮深い「e」。
それに引き換え新ロゴで残っているのは虹色カラーだけだ。大人の渦巻き図形は見事に削がれ、子どもの冷蔵庫マグネット、マクドナルドのフライドポテト、コミックサンスのようなものに成り果てた。グーグルはわれわれの信頼を裏切り、尊厳をかなぐり捨て、そして生まれたのは味も素っ気もない「G」、ふくろうの目ん玉のような「oo」、教室に貼ってるみたいな「g」、あ~あ~な「l」、健忘症でただ目立ちたいだけの「e」。あの「e」はもう二度と思い出したくない感じだ。
ははは。言われてみれば「e」、ひとり浮いてますよね。これ見て「グーグルがなんか急におちゃらけてる。いよいよ悪の帝国になる兆候ではないか」と警戒してる人もいて、笑えます。
ギズモードでは、日本時間9月10日午前2時から行なわれるアップルの新製品発表イベントの模様をリアルタイムで更新していきます。イベントでは、iPhone 6sや新型iPad、新型Apple TVなどが発表されるのでは、と噂されています。
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source: The New Yorker
(satomi)