大阪市生野区でアジア系の外国人とみられる男性3人が切られ、1人が死亡、2人が重傷を負った事件で、司法解剖の結果、死亡した男性には背中などに刃物で切られたような多数の傷があり、大量の出血が死因となったことが7日、大阪府警捜査1課への取材で分かった。同課は殺人・殺人未遂事件と断定、府警生野署に捜査本部を設置した。
同課は防犯カメラ映像から男ら6人前後が関与した可能性が高いとみて捜査している。
同課によると、死亡した男性は20代とみられ、心臓に達するほどの切り傷が胸にあったほか、背中と下半身にも多数の傷が確認された。凶器は2種類以上使われたという。
負傷した2人のうち1人は、在留カードからベトナム人のホアン・コツク・トアンさん(25)とみられる。2人は左腕などを切られ、重傷を負った。