東京・新宿で開かれた安保法案に反対する集会。大通りを大勢の人たちが埋め尽くした=6日午後(共同通信社ヘリから)
共同通信社

 大学生らのグループ「SEALDs(シールズ)」と「安全保障関連法案に反対する学者の会」が6日、共同して東京・新宿で法案反対の集会を開いた。時折強い雨が降る中、歩行者天国となった大通りを埋めるほどの人が集まり、軽快な音楽に合わせて「戦争反対」「憲法守れ」と声を上げた。主催者によると、約1万2千人が参加した。

 路上に設けたステージに上がった国際基督教大4年栗栖由喜さん(21)は「安倍(晋三)首相は民意を無視し、法案を成立させようとしている。国の安全保障が未熟な議論で決められてはたまらない」と強調した。