【北京時事】タイに旅行に来た中国人の観光客グループが4日、バンコク空港で飛行機の遅延に抗議し、中国国歌を大合唱する騒ぎがあった。中国のインターネット上では中国人のマナーの悪さに批判が高まっている。

 中国メディアによると、重慶市に戻るツアー客約260人のうち一部の乗客が、悪天候や機体の検査・修理などを理由に出発の遅延を知らされると、公開謝罪を要求。「(ジャンボ機の)ボーイング747で迎えに来い」と声を上げたほか、1人当たり1000元(約1万8800円)の賠償を求めた。また国歌を歌い、中国を尊重しないことに抗議した。

 中国では海外など旅行先での中国人観光客のマナーの悪さが問題化しており、今回の問題もネット上で動画が流れ、波紋を呼んでいる。