安全保障法案に反対する学生グループ「SEALDs」が毎週金曜の夜、国会前でおこなっている抗議デモには、学生だけでなく、学者や作家などの言論人も参加している。9月4日の夜は、脳科学者の茂木健一郎さんが登場し、ユニークなパフォーマンスを披露した。
【動画】茂木健一郎さんが熱唱する「安保法案の歌」https://youtu.be/XkaHd0KZDns
「今日はスピーチとかやっても仕方ないと思ったので、ネタを持ってきました」。そう口にした茂木さんは、真っ暗な夜空を見上げて「清志郎さん、見てますか!」と呼びかけたあと、安保法案をテーマにしたオリジナルの「歌」を熱唱したのだ。
「安保法案、くさった法律〜/安保法案、だめな法案〜/なんでもかんでも強行裁決さ〜」
大勢の若者たちに囲まれた茂木さんは、ドラムのリズムにのせて踊りながら、マイクに向かって絶叫した。それは、故忌野清志郎さんが率いたロックバンド「ザ・タイマーズ」がテレビの生放送で歌って物議をかもした「FM東京の歌」の替え歌だった。
歌い終えると、茂木さんは国会議事堂を指差して、「安保法案、バルス!」と叫んだのだった。
(弁護士ドットコムニュース)