フランス発、個人間の「学び」(ウクレレや数学など)を仲介する「ココロエ」 | TechCrunch Japan

フランスのスタートアップである「ココロエ」(kokoroe)は、学習(レッスン)のマーケットプレイスを提供している。サイトにてギターやカメラの先生をみつけ、そして指導を申し込むことができるのだ。教える側も、生徒を発見するツールとして利用できるのはもちろん、指導予定などの管理も行えるようになっている。

現在のところ、人気のあるジャンルベスト10は英語、コンピューターおよびIT、ギター、料理、メーキャップ、ダンス、クチュール、数学、ピアノ、そして写真となっている。これをみてもおわかりの通り、「ココロエ」で提供しているのは「勉強」ばかりではない。

「ココロエ」がスタートしたのは5ヶ月前のことだが、既に2500人の「講師」が登録し、300以上のレッスンを提供している。講師側にとっては、サインアップして指導できる内容を登録すると、きちんとまとまったプロフィールページが作成されるのも魅力のひとつだろう。フリーで著述業をしている人のためのReedsy同様に、ネット上で有効に自分をアピールすることができる。

「ココロエ」はこれまでにKima Ventures、DeezerのDaniel Marhely、Cyril Aouizerate、Julien Codorniou、Olivier Gonzalez、およびRenaud Guillermから28万ドル(€250,000)のシード資金を獲得している。来年にはドイツや他のヨーロッパ諸国に対応し、モバイルアプリケーションも提供したい考えだ。

共同ファウンダーのBéatrice Gheraraは「DIY、創作、コンピューターなどを始めてみたいと考える大人を対象としています。学習者として登録する人は25歳から35歳が多いようです」と言っている。「ウクレレコースはもちろん、他にはなかなか見つけられない火食い術コースなどもあります」。

「ココロエ」側はコースの成約毎に€2.50ないしコース料金の10%を徴収する。Airbnbのように、支払いや予約管理、予定表などの機能も提供している。将来的には何らかのリワードを提供するゲーミフィケーションも行いたいと考えているそうだ。

個人間レッスンのニーズはかなり大きいと見られているが、今のところは標準的なサービスはまだ生まれていない。「ココロエ」も、もちろんその地位の獲得を狙っているわけだ。「オリガミ講座」なんてのがあれば、ちょっと学んでみたい気もする。

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(翻訳:Maeda, H