青酸事件、4回目の逮捕へ 兵庫の男性殺害容疑
青酸化合物を使った連続殺人事件で、京都、大阪、兵庫、奈良の4府県警合同捜査本部は、2013年に死亡した兵庫県伊丹市の無職の男性=当時(75)=への殺人容疑で、筧千佐子被告(68)=2件の殺人罪と強盗殺人未遂罪で起訴=を9日に再逮捕する方針を固めた。捜査関係者が8日、明らかにした。逮捕は4回目となる。
捜査関係者によると、男性は生前に財産を遺贈するとの公正証書を作成し、千佐子被告に遺産が渡っていた。当時、司法解剖はされず、死因は肺がんと判断されたが、千佐子被告が「青酸を飲ませた」と供述、捜査本部が裏付けを進めていた。