台風18号の影響により大雨に見舞われた浜松市南区で、冠水した道路を歩く親子=8日午後2時30分ごろ
共同通信社

 台風18号は8日、日本の南で発達しながら北上を続けた。9日朝に東海から近畿に上陸する見込みで、東日本と近畿を中心に9日は朝から昼すぎにかけて局地的に猛烈な雨が降る恐れがある。気象庁は、土砂災害や浸水、暴風や高波などに警戒を呼び掛けた。

 浜松市では8日、男性3人が転倒するなどして軽傷を負ったほか、住宅の浸水や道路の冠水が相次いだ。

 中部空港では9日発着の航空便50便の欠航が決まった。東名高速道路などは9日未明以降、一部で通行止めが予想されている。

 気象庁によると、台風は9日夜には温帯低気圧に変わり日本海に進むが、東日本の太平洋側を中心に大雨が続く見込み。