速報 ―米アップルは9日(現地時間)、12.9インチディスプレイを備える新型タブレット「iPad Pro」と、スペックアップを果たした「iPad mini 4」を発表した。
「iPad Air」および「iPad mini」に次ぐ “第3のiPadシリーズ” として、登場が長らく噂されてきたiPad Proだが、およそ2年ぶりのメジャーチェンジモデルとなるiPad mini 4とともに、ついにその全貌が明らかになった。
以下は、両モデルの主なスペックと特徴。
iPad Pro
OS | iOS 9 |
ディスプレイ | 12.9インチ Retinaディスプレイ |
本体カラー | ゴールド,シルバー, スペースグレイ |
SoC | 64-bit A9X&M9 |
ストレージ | 32 / 128GB (Wi-Fi+LTEモデルは128GBのみ) |
メインカメラ | 800万画素 |
サイズ | 305.7mm(H) x 220.6mm(W) x 6.9mm(T) |
重量 | Wi-Fiモデル:713g Wi-Fi+LTEモデル: 723g |
ネットワーク | 4G LTE (下り方向最大150Mbps) ※LTEモデルのみ |
ワイヤレス | 802.11ac MIMO |
その他 | Touch ID |
ディスプレイのサイズは12.9インチとなり、総画素数は560万画素となった。また、新たにA9プロセッサを搭載し、CPUおよびGPUの両面において大幅な性能向上を実現している。
「iPad Air 2」と大差ない薄さと初代「iPad」とほぼ変わらぬ重さを実現しつつも、10時間のバッテリーライフを実現している。
新開発のスタイラスペン「Apple Pencil」に内蔵される高感度センサーにより、多彩かつ繊細なペン入力を可能にしているほか、新たな「Note」アプリでは、Apple Pencilを利用した直観的なペン入力を実現。専用の新型Bluetoothキーボード「Smart Keyboard」も発表され、Apple Pecilと合わせて利用することでまるで「Surface Pro 3」のようなスタイルで作業することを可能にした。
さらに、米マイクロソフトが新たに開発した「Office for iPad」を正式にサポートし、iOS 9に実装される画面分割マルチタスク機能と組み合わせることで、従来以上に効率的な作業を可能にするとのこと。
また、医療向けアプリの開発企業「3D4Medical」と共同で、人体内部の構造を3Dグラフィックで表示するアプリを開発。医者と患者との間における、より円滑な情報共有の実現が期待される。
iPad Proの価格は、「Wi-Fiモデル」となる32GBモデルおよび128GBモデルでは、それぞれ「799ドル(約9万7千円)」と「949ドル(約11万5千円)」。最上位モデルとなる「Wi-Fi + 4G LTEモデル」の128GBモデルは、「1,049ドル(約12万7千円)」となる。
Apple PencilおよびSmart Keyboardの価格は、それぞれ「99ドル(約1万2千円)」と「169ドル(約2万円)」に設定された。
なお、今回発表されたiPad Proおよび専用アクセサリー類は、すべて11月より発売されることになる模様だが、詳細な日程などについては開示されていない。
iPad mini 4
「iPad mini 3」の後継モデルとなる「iPad mini 4」は、シリーズ特有のコンパクトさを維持しつつもiPad Air 2と同等の性能を実現していている模様。詳細に関しては開示されることはなかったものの、価格は「399ドル(約4万8千円)」になることが明らかにされた。
2015/9/10 追記 by くまむん
iPad mini 4のスペックが公開されましたので、以下追記しました。
OS | iOS 9 |
ディスプレイ | 7.9インチ Retinaディスプレイ |
本体カラー | ゴールド,シルバー, スペースグレイ |
SoC | 64-bit A8&M8 |
ストレージ | 16 / 64 / 128GB |
メインカメラ | 800万画素 |
サイズ | 203.2mm(H) x 134.8mm(W) x 6.1mm(T) |
重量 | Wi-Fiモデル:298.8g Wi-Fi+LTEモデル: 304g |
ネットワーク | 4G LTE (下り方向最大150Mbps) ※LTEモデルのみ |
ワイヤレス | 802.11ac MIMO |
その他 | Touch ID |