映画『12モンキーズ』『Dr.パルナサスの鏡』などで知られ、コメディグループ「モンティ・パイソン」のメンバーでもあるテリー・ギリアム監督が死去したという誤った報道が8日に流れた。これをうけて当の本人がSNSを通じてコメント。「死んでしまってすまない」とコメディアンらしい対応で元気であることをファンに伝えた。
「モンティ・パイソンのテリー・ギリアム、そして『未来世紀ブラジル』の監督、XXX歳で死去」とのタイトルが付けられた訃報の記事は、米誌・Varietyが伝えたもので、すでに準備されていたものが誤って掲載されてしまったという。The guardianによれば原因は明らかとなっていないそうだ。
Variety側はこの誤った記事の掲載に数時間気づかなかったようで、「監督は本当に死んでしまったの?」とファンの間で混乱を招いた。その後、事態に気づいたVarietyは公式ツイッターで「訂正:私たちは誤ってテリー・ギリアム監督が死去したという記事を掲載してしまいました。この間違いを深くお詫び申し上げます」と謝罪。
これを知ったギリアム監督は、「死んでしまってすまない。特にすでにトークショーのチケットを購入してしまった人たちに。でもVarietyは私の死を報道した。彼らの謝罪やリアクションは信じないでくれ!」と誤報道をネタに笑いを誘うコメント。フェイスブックには自分が死んだように見せかけた写真を載せ、ファンを喜ばせた。