アップルの「マップ」、使っていますか?
私はあんまり…。どうしてかっていうとグーグルマップの方がはるかに便利だからです。乗換案内とか周辺のお店を検索したりとか。でも、アップルだって今の状況に甘んじているわけではなさそうです。今夜の発表会でiPhone 6sと同時に詳しい内容が発表されるであろうiOS9では、「マップ」の機能を大幅に追加してくるみたいですよ!
6月のWWDCでアップルの「マップ」にも乗換案内の機能がつくことが明らかにされました。これは単純な乗換案内ではなく、どの駅のどのホームでどの車両に乗れば良いかまで教えてくれるという詳細なもの! こういう機能がすでにある乗換案内アプリもありますが、アップル純正のマップアプリでできるところがポイントです。iPhoneユーザーにはスケジュールなど他の純正アプリと連携してルートをトータルで案内してくれることが可能になるかもしれないからです。
ここまでは想定の範囲内というところでしょうか。まだまだ新機能が追加されそうですよ。
先述の乗換案内機能に追加して、リアルタイムの運行情報を教えてくれるようになります。例えば、「あと15分で発車予定です」とか、「電車が10分遅れています」なんてことも確認できるようになるかもしれません。しかも、アップルの「マップ」はiOS 6からオフラインで利用可能になっていますから、地下鉄などの電波がつながりにくい手段で移動している時であっても運行情報をリアルタイムで受け取れることになりますね。Apple Wacthを持っている人であれば、その通知を手首で受け取ることも可能になります。
(ただし、このリアルタイムの運行情報は今のところNYなどアメリカで一部の地域に限定されそうです)
おなかすいたなぁ。えーっと、この辺のファミレスは…。っとここでグーグルマップを開いて周辺のお店検索するのもありですが、それ、アップルの「マップ」アプリでもできるようになりますよ。アップルはあらゆる交渉術を駆使して、なんとトリップアドバイザーやBooking.comの口コミを確認できるようにしたみたいです。トリップアドバイザーといえば、世界で2億件もの旅行者の口コミが集まる(世界の果てのほんっとにローカルな情報まで載っている)サイトですから、情報を確認できるのは旅行好きには頼もしいですね。
また、そのお店がApple Payに対応しているかどうかも見ることができます。Apple Payの日本進出はまだですが、お財布を持たずに美味しいお店にいくことだって容易になりそうです。
事前情報として挙げられている機能は以上ですが、この機能が他社のアプリではなくアップル純正の「マップ」に追加されることに意味があります。iPhoneユーザーにとってその存在が大きくなりつつあるSiriで地図情報を聞いた時に起動するのも「マップ」ですし、多くの自動車メーカーが搭載を表明しているCarPlayで使われるのも「マップ」だからです。
あくまでもiPhoneを使っている人限定ですが、それこそがアップルの「マップ」に頑張ってもらう必要がある理由なのです。iPhoneの機能をフルに活用するためにも、頑張れ「マップ」!
ギズモードは、
9月10日午前2時から
アップルの新製品発表会の情報をリアルタイムで更新します。iPhone 6sや新型iPad、新型Apple TVなどが発表されるかも。
リアルタイム更新はこちらのページと@gizmodojapanで。今夜は一緒に楽しみましょう!
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source: Mashable
(前田真希子)