複数の韓国メディアは９日、韓国のサイバー外交使節団（インターネットを介して活動するＮＧＯ団体）の「バンク（ＶＡＮＫ：Ｖｏｌｕｎｔａｒｙ Ａｇｅｎｃｙ Ｎｅｔｗｏｒｋ ｏｆ Ｋｏｒｅａ）」が、日本の歴史歪曲と日本の対外宣伝停止を目的とする「グローバル歴史外交大使」を１３日まで募集すると報じた。
記事によれば、この「グローバル歴史外交大使」は、竹島（韓国名：独島）や日本海（韓国名：東海）などの表記問題や慰安婦問題など世界の人々に説明をするには難しいテーマを、彼らの目線に合わせて広報すると共に、韓国の歴史と文化を世界に知らせる「公共外交」活動を展開していくことを目的としているとのことだ。
また、同使節団のパク団長は、「日本が大々的に国際社会に向け広報をしている『竹島＝日韓の領土問題』から『独島＝日本帝国主義の過去の歴史』と国際的に拡散されるような歴史認識に変えていくことが切実だ」とし「韓国政府とは別の努力で韓国の若年層達の自発的な参加を求めている」と述べたと報じた。
加えて記事は、同使節団の実績を紹介し、米国の名門私立大学の１つであるペンシルバニア大学（ウォートン・スクール）のホームページ、米国海軍の歴史サイト、クルーズ旅行サイト、オランダの観光サイトなどで、「日本海」単独表記を見つけ、「東海」を併記するよう求め、正す成果を収めていると伝えた。
この「グローバル歴史外交大使」は同使節団が２０１１年から２０１５年９月までの間に、大学生を２１４６名を教育したと紹介されたほか、現在までに、この内の８４０名を「グローバル歴史外交大使」に任命したと伝えた。（編集担当：木村友乃）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）