期待通り、iPad Airの兄貴分が登場しました。iPadの良いところが全部入ってて、さらに大きく、強力になっているんです。そう、「iPad Pro」です。
iPad Proは12.9インチのRetinaディスプレイ搭載、他の大きいタブレットで主流の9.7インチよりもずっと大きくなります。かなり大きいので、いわゆるタブレットというよりはラップトップの範ちゅうに入ってきます。アップルのフィル・シラー氏は、フルサイズのソフトウェアキーボードが使えると言ってました。または、キーボードを弾くことだってできます。
ディスプレイは本当に美しいです。2,732 x 2,048の解像度には550万超の画素が詰まり、それは15インチのRetina版MacBook Proよりもっと多くのピクセルになります。
画面は大きくても本体は非常に薄く、iPad Air 2の厚さが6.1mmに対し、6.9mmしかありません。ただ重量は1.54ポンド(約700g)と、超軽くはありません。
iPad Proには新たなA9Xプロセッサ搭載、これはA8Xより1.8倍高速です。シラー氏によると他のラップトップと比べても80%高速だそうです。
これだけ大きいですが、カメラもちゃんと付いてます。背面カメラは800万画素、前面はHDのFaceTimeカメラです。
新たなデザインでは、スピーカーが4つ搭載されています。スピーカーの音は、ユーザーの持ち方によって自動的に変化するようになっています。
バッテリーはフル充電で10時間保つそうです。
iPad ProのOSは発売時点では当然iOS 9になるので、画面分割モードみたいな新機能を活用できます。OSに関してSurfaceと比較するとしたら、それが重要かどうかわかりませんが、パソコンと共通なのかどうかということになります。
より大きなデザインになって、アクセサリがふたつ登場しました。Smart Keyboardに、Apple Pencilです。Smart Keyboardはカバーにもなり、Surfaceのキーボードと同じような感じです。そして従来のiPadカバーと同じように、丸めてスタンドにすることもできます。
Apple Pencilは、要するにスタイラスです。アップルから、禁断のスタイラスが! アルミニウムの素敵な魔法の杖みたいな感じですが、スタイラスはワコムとか他社のものだってたくさんあるので、よっぽど良いものじゃないといけませんね。
気になる価格は、WiFiモデルが32GBで799ドル(約9万7000円)、128GBで949ドル(約11万5000円)、LTEモデルが128GBで1079ドル(約13万1000円)、Smart Keyboardは169ドル(約2万円)、Apple Pencilは99ドル(約1万2000円)となっています。すべて発売は11月です。
source: アップル
(miho)