5日に行われたユーロ2016予選第7節でスロヴァキア代表との頂上決戦を2-0で制し、得失点差によりグループCの首位に立ったスペイン代表。だがその一方で、一向に止むことのないバルセロナのDFジェラール・ピケへのブーイングが問題視されている。
ピケは、昨シーズン終了後のバルセロナの3冠達成セレモニーで宿敵であるレアル・マドリードを揶揄するスピーチを行って以来、スペイン代表の試合で毎回のようにサポーターからブーイングを受けている。
この状況に関しては、ビセンテ・デル・ボスケ監督や主将のGKイケル・カシージャスも苦言を呈しているが、両者と同じくレアル・マドリードのOBである元スペイン代表のグティ氏も不快感を表した。
「選手がブーイングされるのは決して気持ちの良いものではないし、それが代表で起きれば尚更だ。ファンの人々は、ピケであろうがどの選手であろうが注文を付けることができる。しかし、試合を通じてブーイングし続けるというのは望ましくない。とりわけ、プレーから完全に離れた物事を理由にブーイングするのはおかしい」
グティ氏はまた、8日のマケドニア代表との第8節、来月9日および12日のルクセンブルク代表との第9節ならびにウクライナ代表との最終節と続くユーロ予選で、ピケへのブーイングが収まることを願った。
「選手達も口を揃えて『ブーイングはするべきではない』と言っているけれども、私個人としてもあのような事は二度と起きないで欲しいと思っている」