ぐりぐり回せる。
最近Google I/Oで発表された製品の中でピカイチをあげろと言われたら、スマホでもタブレットでも、ましてやヘッドマウントディスプレイでもなく、この「GoPro Odyssey」で決まりでしょう。
ご覧の通り、まるで円盤のような筐体に仕込まれた無数のレンズ。その数はなんと16台とのこと。お値段が約180万円ということを除けば、興味しか湧きません。
見た目にはちょっと扱いにくそうですが、そこはやはりGoPro。自転車やサーフボード、ドローンに至るまでどんな状況の撮影にも耐えられるよう、頑丈な作りになっているそうですよ。
さて、気になるのは実際にどんな映像が撮影できるのかですよね。百聞は一見にしかず。こちらをどうぞ。見るだけじゃダメですよ。フレームの中を、マウスや指でぐりぐり動かしてみてくださいね。
16台のカメラの1台1台は、あくまでGoPro HERO4 Blackですから、その撮影能力は折り紙つき。もしお持ちなら、グーグル・カードボードでもこの映像をご覧になってみてください。完全な3Dの、まさにその場にいるかのような体験ができるはずです。
この「リアルどこでもドア」を実現したのは、GoProのカメラだけではありません。8Kで1秒間に30フレームの撮影ができるという、グーグルが開発したJumpと呼ばれる映像テクノロジーが採用されているそうです。
もしあなたが映像クリエイターなら、この技術からたくさんのアイディアが生まれてくるかもしれません。もしくはまったく経験のない人でも、今まで見たことのないような面白い映像を撮ってしまうかもしれませんね。
「RICOH THETA S」もそうですが、いよいよ全天球動画が日常に入り込んでくるのかもしれません!
source: GoPro
Sean Hollister - Gizmodo US[原文]
(渡邊徹則)