地下鉄やめて「高速で動く歩道」作れば?っていうロンドンの案

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高速ってどれほどの速さのつもりなのよ…。

ロンドンには、世界で最も古い地下鉄システムがあります。街を観光で訪れる人には見る価値のあるものでしょうが、その街で暮らす人にとっては面白くも有難くもありません。より効率良く街の人の頼れる足となるため、古い地下鉄をどうアップデートしていけばいいのか? 少々異質なアイディアがでてきました。地下鉄やめて、動く歩道にしようというのです。

このアイディアを思いついたのは建築事務所NBBJ。ロンドンの地下を走る環状線サークル線を、この歩道にとっかえよう案です。全長17マイル(約27キロ)にもなる動く歩道のスピードは、時速15マイル(約時速24キロ)。生身で体験するには、なかなかのスピードですよね。歩道は3レーン作られ、真ん中がこの時速24キロのレーン、両端にはそれよりもゆっくり進むレーンを作るのだとか。

漫画のようなアイディアだとは思いますが、ロンドンの交通事情を考えると妙案と言えるところもあります。電車が来るのを待たなくていいし、ラッシュ時間の軽減にもつながるのでは、とね。

しかし、ベビーカーや車椅子、大きな荷物を持った人には困難な「乗車」になりますし、そもそもサークル線と交差する他の路線はどうすんだと問題が山積み。まぁ、現実的ではないわけで、1つのヒラメキというレベルのお話なのです。


source: City AM

Chris Mills - Gizmodo US[原文
(そうこ)