アップルが家庭用ゲーム機の世界に帰ってきました。
イベント前から予想されていたとおり、据え置きゲーム機としても使える新型Apple TVが発表されました。
ここでちょっくらアップルとテレビの歴史を振り返ってみたい人へ、QuarzのDan Fromeerさんがアップルがこれまで発表したテレビ関連プロダクトの歴史をまとめてくれてます。1993年に発表した14インチのテレビセットにはじまり、ほかにもセットトップボックスやMacのリモコン操作を可能にした「Front Row」まで。時代の流れを感じます。
なによりノスタルジックな気持ちになれるのが、アップルとバンダイが共同開発したマルチメディア機「ピピンアットマーク」。Mac OSと互換性のあるpipinOSを搭載。当時イケイケドンドンだったプレイステーションと同じようなCD-ROMゲーム機でもありました。インターネットにも接続可能。CMのキャッチフレーズも「インターネットはテレビでみよう」となっています。
日本ではトップ画像の「ピピンアットマーク」、アメリカでは黒い筐体の「Pippin @WORLD」が販売されていましたが、いずれも失敗。スティーブ・ジョブズが帰ってくると、事業は終わりを迎えました。
これもかれこれ20年も前のお話。アップルは当時とは比べられないほど、洗練された企業となりました。iPhoneやiPadもゲームコンソールと考えれば、アップルはモバイルゲーム界の巨人ともいえます。そんな彼らはこれからわたしたちをどんなふうに楽しませてくれるんでしょうか。
Image via Wikipedia
source: Quartz
Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
(Haruka Mukai)