【ワシントン共同】日米両政府は11日、米首都ワシントンで開いていた環太平洋連携協定(TPP)交渉に絡む事務レベル協議を終えた。自動車分野の問題を集中的に話し合ったが、課題が残った。次回の日程は未定。

 日本側代表の森健良経済外交担当大使が終了後に記者会見し「問題が残っている。引き続き作業する」と説明した。

 協議は9日に始まった。10、11両日はカナダとメキシコを交えた4カ国で、関税撤廃の対象とする自動車の基準をどうするか話し合ったが、結論は出なかった。

 米国は9月下旬に交渉参加12カ国による閣僚会合を開き、大筋合意にこぎ着けたい考え。