Pocket Pointsは、授業中スマホを使わない学生に報いるアプリ | TechCrunch Japan

大学キャンパスに新たな中毒が蔓延しつつある。そしてそれはドラッグではない。テキサス州ベイラー大学が昨年実施した調査によると、「大学生の約60%が携帯電話中毒の可能性を認めており、近くにないとイライラする者もいた」。

Pocket Pointsはこうした学生たちを更生させるべく、授業中に携帯電話を使わない同社アプリユーザーに報奨を与える。同社は最近60万ドルのシードラウンドを完了し、現在150以上の大学で利用されている。

しくみはこうだ。キャンパス内の教室のある建物は、アプリによってジオフェンスされており、学生はその中に入るとアプリを開いてチェックインできる。自分の携帯電話をロックした学生は、授業中1分毎にポイントを獲得できる。

貯まったポイントは、地元の店やレストランで特典や割引きを受けるのに使える。プラットフォームには1200のスモールビジネスが登録している他、アリゾナ・ダイアモンドバックスのような大企業も参加していて、アリゾナ州立大の学生は一定数のポイントを集めると無料で試合のチケットをもらえる。

Pocket Pointsのユーザーは現在10万人ほどで、同社によると学生が携帯電話をロックした時間の総計は100年間に相当する。

アプリはiOS App Storeでダウンロードできる。

Pocket Pointsを利用しているところは下のTechCrunch TVアプリレビューのビデオで見られる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook