ツマアカスズメバチ(環境省提供)
共同通信社

 環境省は11日、韓国や欧州で人間が襲われる被害や生態系への影響が問題になっている中国原産のスズメバチ「ツマアカスズメバチ」の巣を、北九州市で確認したと発表した。長崎県の離島、対馬では定着が判明しているが、それ以外で侵入が確認されたのは初めて。

 8月28日、北九州市門司区の下水処理場敷地内で巣が見つかり、駆除した業者がツマアカスズメバチに似ていると市に報告した。現時点でこれ以外の巣は見つかっていない。同省は周辺にわなを設置して、他に生息していないかを調べる。