油井さん、宇宙から手記 争いや汚染「恥ずべきこと」
7月から国際宇宙ステーションに滞在している宇宙飛行士の油井亀美也さん(45)が12日、地球環境の大切さや国どうしの紛争の無意味さを訴える手記を共同通信に寄せた。「小さな地球で人々が争い、貴重で希少な水や大気を汚染するのは非常に恥ずべきことに感じられる」としている。
ステーションは猛スピードで軌道を回っており「地球はわずか90分で1周できるほど小さい」と実感。宇宙から見ると人類が生活できる大気圏は「地球上の薄い膜のような存在だ」として環境汚染をしないよう求めた。
ステーションでは飛行士の尿も再処理して飲み水にする。水の大切さが身に染みた様子だ。