昨日(米国時間9/9)のAppleの”Hey Siri”イベントでデベロッパたちは、Tim Cookの登壇をすごく期待していたらしい。でもその後紹介された新しい機能や製品はそれぞれ、興奮の度合いにかなり差があった。
数名のデベロッパとベータテスターたちが昨日のイベント会場でApple Watchを装着し、その心臓モニタリングアプリCardiogramをトレーニングモードにセットした。結果は、どうだったか?
デベロッパたちがTim Cookの登壇(下図左端)の次にいちばん興奮したのは、Apple Pencilだったようだ(下図、右から4つ目)。でもそれ以外では、watchOSのローンチの日程(左から4つ目)とAirstripのデモ(左から2つ目)に関心が高かったことがわかる。そのことを示すデータが、下図だ。
すべてのデータを見たい人は、Cardiogramのサイトへ行ってみよう。
このCardiogramアプリの開発に参加したUCSF Health eHeart StudyのBrandon Ballingerをチャットで取材した。
彼はメールで、“CardiogramはApple WatchのHealthアプリのために心拍データを分析したり図表化したりする。ランニングやサイクリングのとき使うユーザが多い”、と言った。
Ballingerによると、このアプリの使命は、ユーザが自分の心臓の状態を常時チェックできるようにすることだ。
“Apple Watchを心臓のための警報信号として使うことができる。対策を要する状態や、治療を要する状態も、このアプリは検出できる。たとえば命にかかわるほどの不整脈も検出できるし、そのとき救急に連絡して大至急治療をしてもらうこともできる。脳卒中で救急病院へ運ばれてから不整脈が分かったのでは、遅いんだよ”。
Cardiogramは現在、App Storeにあり、近い将来、Android Wear用の非公開ベータが始まる。