新たなスティック型PCがASUSから登場です。
ポケットに入る程ちっちゃなWindowsコンピューターを、フル機能で。しかもTVを含め、どんなHDMIポートにもプラグインできますよ。...このキャッチーなフレーズ、なんだか耳にするのが初めてではないような...なんて感じられた方、正解です。
というのも背景にあるアイデアは、以前にも話題になったインテルによるCompute Stick。
ただ、インテルのCompute Stickが販売されてからというもの、その使用レビューは様々でした。居間で大活躍といった声の一方で、厳しい意見もあるようで。ちなみに批判の内容はというと、Wi-Fi接続が不安定、古いテレビではうまく使えない、使用中の熱をクールダウンさせる必要がある、USBを挿入したままにすると起動しなくなる...等々。
対照的に、今回新たに発売されるのがASUSのスティック型パソコンVivoStick。インテルのCompute Stickで問題とされた部分を幾つか解消できるのだそうで、これが(今のところ)ベストかも、という意見も。どのような違いがあるのでしょうか?
インテルのCompute Stick、AtomプロセッサはBay Trail世代です。一方、ASUSのVivoStickは次世代のCherry Trailでより速く、またグラフィック面でのパフォーマンスが期待されています。
また、上の写真を見てお気づきでしょうか? ...そうです、このミニサイズのスティック型PC、USBを差し込めるのです! Compute StickはUSBポートが1つなのに対して、VivoStickはフルサイズUSBを2つ使用できるので、キーボードやマウスの厄介な準備が不要になります。さらに後者には、イヤホンジャックもありますね。
Compute Stick、お値段は150ドル(約18,000円)。一方、VivoStickはお値段130ドル(約16,000円)にて、メモリ2GB、ストレージ32GB、Wi-Fiは802.11b/g/n、Bluetooth4.0対応というスペック。ただmicroSDのスロットは無いのでストレージ容量は気になるかもしれません。
あとはインテルのCompute Stickで特に問題とされたWifi接続。これがVivoStickで解決されれば、スティック型PCを検討する人がさらに増えるてくるかもしれません。
ちなみにもっと高価なものをお好みの方は、もっとパワフルなCore M搭載ドングルPCもありますよ。
これからの新しいPCに、今後も要注目です。
Sean Hollister - Gizmodo US[原文]
(Rina Fukazu)