岡山県は11日、新見市立上市小であった10日の調理実習で、蒸した皮付きのジャガイモを食べた6年の児童11人のうち10人が吐き気や嘔吐の食中毒症状を訴えたと発表した。いずれも軽症。

 残ったジャガイモを検査したところ、芽や皮に含まれる毒性のソラニン類が多く検出され、県はジャガイモが原因の食中毒と判断し、再発防止を指導した。

 県によると、授業で栽培し収穫したジャガイモを使用。芽は除去したが、皮付きのまま蒸した。ソラニン類は、蒸したり、ゆでたりしても分解しないという。