JSC河野一郎理事長が退任へ 新国立競技場計画撤回で引責
独立行政法人、日本スポーツ振興センター(JSC)の河野一郎理事長(68)が、9月末の任期満了で退任する意向を固めたことが11日、分かった。JSCは、2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場(東京都新宿区)整備の事業主体。7月の整備計画の白紙撤回をめぐり、与野党などに責任者更迭を求める声が強く、事実上の引責辞任となる。東京大会組織委員会関係者が明らかにした。
撤回前は、河野氏の再任は関係者の間で既定路線だった。下村博文文部科学相も、10月上旬に見込まれる内閣改造で交代が有力視される。