リーガ・エスパニョーラ第3節が12日に行われ、エスパニョールとレアル・マドリードが対戦した。
レアル・マドリードは開幕戦こそ0-0の引き分けに終わったが、第2節のベティス戦は大量5ゴールを挙げて今シーズン初勝利を手にした。注目を集めるのは2試合を終えて未だゴールがないポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド。今シーズン初ゴールの期待がかかる。
試合は開始7分、ロングボールに抜けだしたクリスティアーノ・ロナウドがエリア内左に進入して右足シュート。これがゴール右下に決まり、レアル・マドリードが先制に成功した。C・ロナウドにとっては今シーズン初ゴールとなった。
続く17分、エリア内でギャレス・ベイルが倒され、レアル・マドリードがPKを獲得する。これをC・ロナウドが落ち着いてゴール右下に蹴りこみ、すぐさま追加点を奪った。
直後の20分、左サイドでボールを持ったベイルがクロスを上げると、エリア内に待っていたC・ロナウドがジャンピングボレーで決め、レアル・マドリードが3点差をつけた。C・ロナウドは1点目から13分間でハットトリックを達成している。
レアル・マドリードの猛攻は止まらない。28分、ベイルがドリブルで持ち上がり、エリア内左のC・ロナウドへスルーパスを供給。これを受けたC・ロナウドが中央に折り返しのボールを送り、カリム・ベンゼマが走りこんでこれを決めた。
レアル・マドリードはその後も決定機を迎えたが、ベンゼマのシュートは左ポストを叩き、5点目とはならなかった。前半はこのまま4-0でレアル・マドリードがリードして終了を迎えた。
大量リードを奪われたエスパニョールは、後半開始からハビ・ロペスとミカエル・シアニを下げ、ホセ・カニャスとパコ・モンタニェスを投入して流れを変えにかかる。一方のレアル・マドリードは56分にルカ・モドリッチを下げ、マテオ・コヴァチッチをピッチに送り込んだ。
次のゴールを奪ったのはレアル・マドリード。62分、カウンターから一気に相手陣内へ攻め込むと、中盤右でボールを受けたイスコがベイルへスルーパスを送る。オフサイドぎりぎりで抜けだしたベイルがフリーでエリア内右に進入すると、折り返しをC・ロナウドが沈めて5点差をつけた。
エスパニョールは運にも見放される。64分、右サイドのモンタニェスがゴール前に折り返しのボールを送ると、スライディングでクリアを試みたマルセロの右手に触れた。エスパニョールの選手たちはPKを主張したが、主審はこれを認めずにCKの判定を下した。続く73分にはサルバ・セビージャがゴール前のクロスに飛び込んだが、決定機を逃してしまう。
するとレアル・マドリードが再びエスパニョールのゴールを破る。81分、ベイルが右サイドでボールを持つと、途中出場のルーカス・バスケスがエリア内右でパスを受ける。L・バスケスが横パスを送ると、またしてもC・ロナウドが押し込み、大量6ゴールのリードを得た。C・ロナウドはこの日5点目という驚異的な得点力を見せつけている。
このまま試合は終了のホイッスルが吹かれ、レアル・マドリードが6-0でエスパニョールを下し、2試合連続5点差以上で連勝を飾った。
次節、エスパニョールは敵地でレアル・ソシエダと、レアル・マドリードはホームでグラナダと対戦する。
【スコア】
【得点者】