International Business Timesは11日(現地時間)、米CyanogenのCEOカート・マクマスター氏が、米マイクロソフトとのパートナーシップに関する今後の計画について明らかにしたと報じています。
今回、マクマスター氏はInternational Business Timesとのインタビューの中で、今後Cyanogenから発表される予定の最新版「Cyanogen OS」において、マイクロソフトの提供するバーチャルアシスタントシステム「Cortana」が “OSレベルで統合される” ことを明言しました。
また、同氏は米アップルや米グーグルの提供するバーチャルアシスタントシステム「Siri」および「Google Now」と比較した際に、指定したアプリや機能の起動・実行すらも可能にするほどに高い自然言語処理能力などの幾つかの分野においては、Cortanaの方が明確に優れていることを強調しています。
カート・マクマスター氏
そのほか今回、既に現在計画の実現に向けて両者が協力して開発を進めていることが同氏の口より明らかにされたものの、具体的な提供スケジュールなどについては言及されませんでした。
なお過去にも、両者の協業の結果、BingやSkype、OneDriveにOfficeなどのマイクロソフト製品がCyanogen OSにプリインストールされましたが、どうやらその後も良好な関係を醸成し続けていたようです。
「Android OS」をベースに開発されながらも独自路線を歩み続けてきたCyanogen OSでしたが、Cortanaという強力な武器と個性を得ることにより、既に精力的な活動を展開する中国およびインド以外の市場への “躍進” にも期待が集まります。