NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク3社のiPhone 6s/6s Plusの販売価格が出揃った。iPhone 6sの販売価格は、NTTドコモが93,312円から、KDDIが84,240円から、ソフトバンクが93,600円からとなる。しかし、実質負担額となると話は別。新規・MNP、機種変更で、最も負担の少ないキャリアが入れ替わる。
○iPhone 6s/6s Plusの販売価格
iPhone 6s/6s Plusの最安販売価格は、いずれもKDDIとなる。また、販売価格で特徴的なのはドコモの販売価格だ。iPhone 6s Plusは容量を問わずに、販売価格は同一の99792円。iPhone 6sでも64GBと128GBの販売価格も同一だ。ただし、月々サポートにより、24カ月後の実質負担額は、ストレージが多いほどに負担が大きくなる仕組みになっている。
○新規契約時のiPhone 6s/6s Plusの実質負担額(24カ月後)
新規契約の場合、最も実質負担額が安いのは、ソフトバンク。iPhone 6s/6s Plusの全モデルにおいて、最も実質負担が少ないキャリアとなる。
○機種変更時のiPhone 6s/6s Plusの実質負担額(24カ月後)
機種変更の場合、最も実質負担額が安いのも、総じてソフトバンクとなる。細かく見れば、そうなるが、3キャリアの間ではそれほど大きな実質負担額の差は生じない。各キャリアでは、機種変更よりも、MNPもしくは新規のユーザーを獲得したいとの思惑があり、大きな違いは見えない。
○MNP利用時のiPhone 6s/6s Plusの実質負担額(24カ月後)
MNPの場合、最も実質負担額が少ないのはNTTドコモ。全モデルにおいて、約5000円ほど他のキャリアよりも安い。一時期、MNPの転出超過に苦しんでいたドコモにとっては、iPhone 6s/6s Plusを呼び水に、契約者数を増やしたいというところなのだろう。