米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた政府の作業再開に抗議し、気勢を上げる参加者=12日午後、国会前
共同通信社

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に向けた政府の作業再開を受け、反対派の市民らは12日、移設予定地周辺や東京で怒りの声を上げた。沖縄県の翁長雄志知事は、14日に埋め立て承認取り消しを表明する方針で準備作業を進めた。

 国会周辺には、市民団体の呼び掛けで約2万2千人(主催者発表)が集まり、国会議事堂を取り囲んだ。「辺野古新基地NO」と印刷された紙を掲げ「埋め立てやめろ」「沖縄の声を無視するな」とシュプレヒコールを上げた。

 移設先に隣接する米軍キャンプ・シュワブのゲート前では、市民ら約150人が抗議。