やせているけれど筋肉が少なく脂肪が多いという女性は多いもので、話を聞いてみると「運動嫌い」であることが多いです。食事によってある程度の体重やスタイルをキープすることはできますが、体脂肪まではごまかすことができません!体脂肪を減らすにはやはり適正な食事、そして運動が欠かせません。
そこでスポーツクラブ勤務経験を持つ著者が「運動嫌いがエクササイズを続けるコツ」について紹介します。
「運動」が大変なことになってしまうそのハードルの高さは「わざわざ」やらなければならないところにあります。汗をかくので服を着替えなければならない、ジムに行かなければならない、器具や専用のウェアを用意しなければならないなどです。こうなってくると確かに面倒ですよね。
まず「続ける」ということを目標にするのであれば、準備があまり必要ないところから始めてみてはいかがでしょう?例えば家の近所を散歩、部屋での腿上げ、通勤時間を使って大股で歩く、腹筋、腕立て伏せあたりは、「やろう」と思ったその時から始めることができるのでオススメです。
運動が続かない大きな理由の1つに「運動する時間が作れない」というのがあります。確かに忙しい毎日の中に運動する時間を作り出すというのはなかなか至難の業。それならば、今の生活の中で運動できる時間を見つけるほうがラクですよね?
通勤時間、歯を磨いている時間、お風呂、TVを見ている時間、PCに向かっている時間など、大きく身体を動かすことはできなくとも、本来使っている箇所とは別の部位を動かして鍛えることはできるはずです。今の生活の中に、運動を取り入れる時間がないか考えてみてはいかがでしょう?
いざ「運動しよう!」と思っても運動好きというかたでない限り、「大変」「きつい」といったイメージですよね。でも好きな事をするのと一緒にできるとすれば少し運動も楽しくなりそうじゃないですか?
例えば音楽を聞くのが好きな方であれば、音楽を聴きながらランニング、好きな歌を使ってのエクササイズなど。外食が好きなかたであれば、お店に行くまでの道を歩いて行く。お買い物が好きであれば、ウィンドウショッピングで多数のお店をまわるなど方法はいくらでもあります!
今や日常的にSNSを使っているかたも多いと思いますが、スマホの運動系アプリでもSNSと連動しているものはたくさんあります。ランニングアプリでも運動後に記録をFBやtwitterにアップできるので、手間をかけずに友達に報告することができます。
毎日続けてアップするルールにしておき、さぼっていると「最近走ってないよね?」など声をかけてくれる友達を作っておくと刺激になると思いますよ。
ポイントは「手軽に始められる」「ついでにやる」「やらなきゃいけない環境を作る」といったあたりかと思います。水泳やエアロビクスのような楽しいけれどどこかに行かなければできないものはなかなか続けるのが難しいので、最初はできるところから始めてみましょう。
(栢原 陽子/ライター)