アニメーションで賢いイルカについて勉強しましょう。
イルカが賢い動物だってことは聞いたことがある人も多いと思いますが、実際どれくらい賢いんでしょうか。Ted-Edで生体心理学者のLori Marinoさんがこのアニメーションを使って説明してくれています。イルカの賢さにびっくりです。
1985年にイルカの研究をしていた研究者がボートの上で海藻を頭に乗せて遊んでいたところを見ていたイルカが、同じように海藻を頭に乗せて真似して見せてきたという話があります。
イルカはクジラと同じ海の哺乳類で、もともと陸にいた哺乳類が5500万年前に海へ入ってきて進化した動物です。脳重量比(体全体に対する脳の大きさの比のこと)は人間に次いで2番目。賢さの例として、魚を捕るときに一匹のイルカがまず、海底の泥を巻き上げて魚を跳ね上げさせて仲間のイルカに知らせて捕らせるんですって。それはお互いにコミュニケーションを取っているという証拠になりますよね。
そして、イルカは自分の子供たちに知識を教えることもできるし、言語や動作に対する意味も理解することができます。他の動物に対して感情移入をするそうで、溺れていた人間を息ができる海面まで運んで助けたというケースがたくさんあるそうです。仲間の死にも敏感なんだそうです。
最後に、こんな風に人間に近いイルカを人間はどうして食べたり、海を汚して傷つけてしまうのか? 人間こそがイルカに感情移入すべきなんではないか、とこのアニメーションでは疑問を投げかけています。
Casey Chan - GIZMODO US[原文]
(リョウコ)