安保法案への不安に関する電話相談を受ける「自衛官の人権弁護団・北海道」の弁護士=12日午後、札幌市
共同通信社

 安全保障関連法案に関する自衛官とその家族の不安や悩みを聞こうと、日本労働弁護団(東京)と「自衛官の人権弁護団・北海道」(札幌)は12日、電話相談を実施した。隊員の母親らからは「人を殺すことになるかも」「警察にチェックされるかもとデモに参加できない」などの声が寄せられた。

 弁護団によると、20代の陸自隊員の母親という女性は「法案が成立したら、人を殺したり殺されたりすることもあるかもしれない」と不安を打ち明け、「自衛官の子どもを持つ仲間が周りにいなくて、悩みを分かち合えない」と打ち明けた。