去年Androidの隠れ兵器と言われたZ3の小型版「Xperia Z3 Compact」。大手メーカーが旗艦モデルのハイエンド性能を全部ちっちゃなボディに詰めて売るのを見たのはあれが初めてでしたけど、大好評でしたよね。
旗艦モデルに求めるスペックを備えつつも、5.2インチがデカ過ぎる手にもすっぽり収まるサイズ。
あの成功を土台にスペックアップした「Xperia Z5 Compact」がベルリンのIFA 2015で発表になりました!
デザインはiPhone 5cを意識した軽めの色。ブラッシュメタルのような質感を加えてます。
角がさらに丸くなって、持ち心地はずっと良くなりました。フロントは4.6インチ、720p画面。これはどうせならフルHDにして欲しかった! そこが一番の不満点ですね。
デザインは去年のモデルよりずっといいです。ボタン位置も改善されてるし、防水もそのまんまなので、湯船に浸かりながら使えます。
やっぱり手にもつなら、このサイズが一番いいな。iPhone 5cみたいに親指が画面の隅々まで届くし。 手が小さい人にこんなに人気なるのも、わかる気がする。
気になる中身は、Xperia Z3+で過熱の原因になったのと同じクアルコムSnapdragon 810なので、ちと心配ですが、ソニーさんの話ではあの問題は全部解決済みだそうですよ。メモリ2GB、ストレージ32GBに加え、オプションで200GBまでmicroSDカードで容量追加が可能です。
去年のZ3 Compactでは「普通に使ってもバッテリーが2日ぐらいもつ」点も大きな注目を集めましたが、今回の「Xperia Z5 Compact」もバッテリーはもちます。若干容量が増えて2,700mAh、2日までもちます。スタミナ・モードにすればもっともつ。バッテリーもちでZ5に並ぶスマホはそうそうないでしょう。
しかもQuick Charge 2.0っていう小技があって、ヤバいなと思ったら10分の充電でまた5.5時間使えるんですってよ。
OSはAndroid 5.1 Lollipop。ソニー独自のオーバーレイは好き嫌い分かれますが、今回のは目でも楽しめるデザインです。カメラ性能は大躍進で、背面には2,300万画素センサ、4K動画撮影、24mm広角レンズ搭載。AF新機能でピンぼけもさようなら~。フロントの自撮りカメラは500万画素、広角レンズで、フルHD動画撮影もできます(撮ったスマホで再生は無理だけど)。
総じて、Sony Xperia Z5は市場に出回ってるほかの携帯よりずっと小型化がうまいと感じました。パワフルで小粒な端末探してる人はもうこれで決まりじゃないかな。ルックスもいいし。
発売は10月、お値段未発表。今のXperia Z3 Compact(ソニーからSIMフリー直販で429ポンド、699豪ドル)と大体同じになりそうな予感です。アメリカも日本も探すのはひと苦労かもですけどね。
James Peckham - Gizmodo UK[原文]
(satomi)