【ソウル共同】聯合ニュースは13日、日本の植民地時代に朝鮮人労働者が徴用されたことを記録した資料を、韓国政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に登録申請する方針だと報じた。韓国が反対していた「明治日本の産業革命遺産」の登録に対抗する措置との見方を伝えている。

 2016年3月にユネスコに申請、17年の登録を目指すという。

 日韓は産業革命遺産をめぐり、日本が対象施設で徴用の歴史を説明することで合意し登録にこぎ着けたが、強制性をめぐる認識差は埋まっていない。韓国は資料の登録の働き掛けを通して、徴用の強制性を世界にアピールするとみられる。