「違う! 僕はこんなにヘタクソじゃない! 悪いのは僕じゃなくて......」
こんな言い訳、ゲーマーなら一度はした/聞いたことがあるはず。
そんな負けず嫌いなゲーマーたちが言いがちな、負けた時のウソ・言い訳をArcade Sushiがまとめていたので、ご紹介します。
ついつい言ってしまった経験がある方は、きっと立派な負けず嫌いゲーマーです!
■『これクソゲーやん』
伝説のクソゲー『Shaq Fu』
自分の下手くそさや、相手の腕前、そんな諸々を無視し、ゲームそのものを批判する強力なひとこと。
もし対戦相手が所有するゲームをプレイしている際に言うと、ゲームを直接批判するのと同時に、ゲームを買ってしまった相手の見る目の無さをも批判できます。逆に、自分が買ったゲームに使うと自爆してしまうので、要注意!
■『ずるい! セコいことしてるやろ!』
伝説の裏技『コナミコマンド』
格ゲーなどでありがち。「俺の知らんコンボとか卑怯やわ」や「今のハメ技ちゃうん?」など、自分が見たことの無い技を対戦相手が出した時に使えますが、ただただ単純に自分の腕が劣っている場合がほとんどでしょう。
キャラの能力差が大きいゲームも確かに存在しますが、それはまた別の問題です。
■『これ無しで次が本番な!』
対戦結果をキャンセル
対戦中、くしゃみが出たり、鼻がかゆくなったり、何かしらの不測の事態が起きた場合、その対戦を「無かったこと」にして、次を「本番」にする便利なひとこと。
何が「本番」で何が「本番じゃない」のかの定義はよくわかりませんが、ゲーマー同士の対戦には「本番」が必要です。
■『お前んちの画面、見にくいわ』
低画質のゲームは低解像度の画面が見やすい
自分の下手さ、相手の腕前、ゲームの出来、それらすべてを超越し、画面そのものを攻撃するひとこと。地デジになり、テレビ自体がHD画質対応となった今では聞くことの無くなったセリフですが、一昔前の「ゲームはHDなのに画面がHDに対応していない」という状況では使えました。
HD画質のゲームをブラウン管テレビなどで遊ぶと文字が潰れて見えなかったり、ミニマップなどの小さな絵が見づらかったり、FPSやTPSだと背景と敵キャラの区別が付かなかったり......。もし、これが自分の家の画面だったりすると、「新しいテレビを買え!」と言われるのがオチでした。
■『ゲームのしかた間違えてるって!』
問答無用の開幕ヘッドショット
「ゲームのしかたを間違える」なんてことは、実際はありません。FPSなどで開幕と同時にいきなりヘッドショットを食らってリスポンさせられるとイラッとするかもしれませんが、残念ながらそれは相手の方が強いだけです。
自分好みの武器を入手するまで攻撃してはいけない、などのローカルルールは通用しませんし、対戦(特にオンライン)では、こちらの都合は構ってくれません。プロの大会でも、よほどのことがない限り武器や戦術に禁止事項がつくことはないのです。
■『ラグがひどい』
カクカクになるのがラグです
ネットが絡むゲームで一番ありがちな言い訳・ウソ。何にでも使える万能薬がラグかもしれません。回線速度やサーバーの状態によって、動きや反応が遅くなってしまう状態を言います。
出会い頭で撃ち合った時、こっちが先に撃ったはずなのに、撃ち負けてしまうのはラグが原因です。エイムが下手だからではありません! 格ゲーで対空技での迎撃が間に合わなかった時も、ラグが原因なんです。決してコマンドミスではありません!
ともあれ、10人「ラグがひどい」と言っていたら、たぶん本当にラグが起きているのは1人ぐらいでしょう。
■『こいつ、俺の持ちキャラじゃないから』
持ちキャラが『ダン』の人は使い放題
格ゲーなど、多数のキャラクターが登場する対戦ゲームでは、自分が主に使うキャラのことを「持ちキャラ」と呼ぶことがあります。「持ちキャラ」じゃないキャラを使用すると100%の実力は出せないかもしれませんが、たまには別のキャラで遊びたいところ。
そんなときにボコボコにされた時には実用的なひとことですが、中には言い訳で毎回使う人も......。
■『あー、ごめん、集中してなかった』
こんな表情で言っても説得力ゼロです
集中! ゲーム中は集中! 画面をよく見ろ! もちろん画面を見ていなかったら負けてしまいますが、それは単に自分の集中力の問題です。
集中はしていて当たり前。プロのスポーツ選手が負けた言い訳で「集中していなかったので......」なんて言いますか? え、 QBK?
■『モニターが遅延してるわ』
液晶モニターには確かに遅延が存在します
前述したとおり、ラグは万能の言葉です。これはモニターの遅延(ラグ)にしても同じ。
ブラウン管テレビと違い、液晶テレビには1~2フレーム(1/60秒~1/30秒)の遅延が発生します。格ゲーでは特に、フレーム単位での目押しや硬直時間の駆け引きがあるため、これは非常に重要です。
しかし、トップアスリートの動体視力をもってしても、識別可能なのは0.1秒(6フレーム)と言われているので、プロゲーマー達は経験予測で補うと言われています。
もし「1フレームの差で負けた」などと言っている人がいれば、単に腕がないだけの可能性が高いです。
■『俺のコントローラー壊れてるわ』
ここまで壊れると言い訳どころではありません
確かに、私の家のアーケードスティックみたいに、強パンチボタンが壊れていて、押しても何も起きないコントローラーはあります。しかし、ゲームのコントローラーは(アクロバティックに使わない限りは)それほど頻繁に壊れるものではありません。
「このコントローラー壊れてるって」、「じゃあ俺のと取り替えてみろや」などと言い合って、実際には壊れていなかったら、さあ大変。リアルファイトに突入する可能性も秘めた、危険なひとことです。
いかがでしたでしたか?
筆者は小学生の頃、あまりに言い訳が多い友人のゲーマーとリアルファイトに突入したことがありますので、負けず嫌いはほどほどに! ゲームで友達とケンカするぐらいなら、一緒に編み物でもした方が、きっと建設的です。
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