9月14日(月)、大手ゲームメーカー・任天堂の新たな代表取締役社長として、現常務取締役の君島達己さんが、9月16日(水)付で就任することが発表された。
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これは、代表取締役社長をつとめていた岩田聡さんの逝去、そして大規模な組織変更にともなう経営体制の強化・充実を図る異動によるものとしている。
株式会社ポケモン、米国任天堂の取締役会長などを歴任
君島達己さんは、一橋大学法学部を卒業後、1973年に入行した株式会社三和銀行(現:株式会社三菱東京UFJ銀行)を経て、2000年12月に株式会社ポケモンの代表取締役に就任。その後、米国任天堂の取締役会長、任天堂の常務取締役などを歴任してきた。
大阪市内で開かれた記者会見では、君島さんは「岩田前社長の基本方針や戦略に変更はない」とコメント。今後は彼の方針を引き継ぎ、新規事業に取り組む姿勢を見せている。
なお、今回の異動にともない、現代表取締役専務の竹田玄洋さん、宮本茂さんが、それぞれ技術フェロー・クリエイティブフェロー(※フェロー:専門領域における組織運営に関する指導、助言を行う職位)に就任することも発表されている。
先日記者会見で発表されたスマホゲーム『Pokémon GO』のイメージ映像でも「故 岩田聡ととも 今、」と真っ先に映し出されるなど、いま現在も前社長の岩田聡さんの思想を強く打ち出し続ける任天堂。新たに就任する君島達己さんが新たにつくっていく任天堂はどのような組織になるのか、どんな作品を送り出していくのか、世界から注目が集まっている。
「株式会社ポケモン新事業発表会」記者会見