パリ・サンジェルマンに所属するアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアが、14日付のフランス紙『ル・パリジャン』のインタビューに応えた。
2014年夏にプレミアリーグ史上最高額の移籍金5790万ポンド(約111億円)でレアル・マドリードからマンチェスター・Uへ加入ディ・マリア。しかし、わずか1年後の今夏には4430万ポンド(約82億3000万円)でパリ・サンジェルマンに活躍の場を移すこととなっている。
今年1月、当時ディ・マリアが住んでいた家に3人の泥棒が侵入を試みた。警報機の作動に焦った犯人グループはそのまま逃走したが、不安を感じた同選手はその後、家を売却。「正直、僕らは幸せではなかった。最初は少し満足していたけれど、強盗が来てから家族は幸せではなかった。娘が苦しんでいたし、出て行くことが重要だったんだ」と、当時を振り返る。
また、「監督と上手くやれていたとも言い難い。だから、パリへ来たことが最高の解決策だったと信じている。去年、マンチェスター・Uへ加入する前にもここに来るチャンスはあったけれど、その移籍は実現しなかった。それでも、僕はパリへ行く運命だったんだと思う」と、パリSG加入までの経緯を明かすと、パリでの生活に満足している様子を口にしている。
「南米出身者にとってイングランドでの生活は簡単ではない。適応できる人もいるけれど、それ以外の人にとっては困難だ。これまでに見てきたところ、フランスでの生活はスペインやポルトガルに住んでいた時のようだ。現時点で、僕らは100パーセント満足しているよ」