今回からオンラインでの回答が始まった国勢調査。さっそく偽物が出回っています。アドレスの一部を変えると偽サイトに飛ぶというもの。画像ファイルが貼られただけの簡単なものですが「調査を妨害するもの」として、総務省は削除要請を出す事態になっています。
【画像】「偽物だよ!」という画像とともに表示される、偽サイトのメッセージ
画像名に「偽物だよ!」
すでに削除された偽サイト。正しいURL「http://www.e-kokusei.go.jp/」の一部を変えて打ち込むと表示されました。
ページのソースを見ると、「png」形式の画像ファイルが貼られただけのシンプルなもので、画像の名前を示す「alt」部分には「偽物だよ!」の記述が。
画像は別サイトへのリンクになっており、クリックすると「このサイトは偽サイトです。気をつけて下さい。正しいサイトは下記です。」というページに飛びました。
ページに記されたURLをクリックすると、正しいページに戻る仕組みになっていました。
「国民の不安をあおる行為」
総務省では13日に偽サイトの存在を発見。プロバイダーに削除要請を出しました。
担当者は「被害の報告はないが、バナーなどは総務省のものを勝手に使っている点でも問題。国民の不安をあおる行為で、調査を妨害しておりすぐに対応した」と説明しています。
高田純次さん起用しキャンペーン
ネットからの回答は前回の2010年の調査の際、東京都で試験運用されていますが、全世帯を対象にした調査は今回が初めて。総務省では、高田純次さんや藤原紀香さん、織田信成さんらを起用しキャンペーンに力を入れています。
千葉市などでは、すでに国勢調査を装った不審な電話が確認されています。自治体などでは、調査員は写真付き調査員証や腕章を持っているとし、不審な訪問があった際は110番通報などを呼びかけています。