いよいよシルバーウィーク目前。「夏休みにお金を使ったから遠出はできないけど、どこかには出かけたい」なんて迷っている人にオススメしたいのが9月1日よりバージョンチェンジし、大人が楽しめる要素が加わった咲くやこの花館で9月23日(祝)まで開催中の「虫を食べる植物展」だ。
【写真を見る】食虫植物Lab.コーナーではモウセンゴケに触ることも可
館内に入り、まずは世界の気候帯別に分けた4つの温室を観察。世界中の植物約2600種が栽培展示されていて、熱帯雨林植物室と高山植物室で食虫植物を楽しめる。
食虫植物というとちょっと不気味なイメージがあるが、なかには花がウサギの顔のように見えるウサギゴケといったかわいらしいものも。ひととおり散策し、食虫植物のウツボカズラトンネルをくぐるとフラワーホールに到着。ここには食虫植物Lab.コーナーが設置されていて、葉のネバネバした粘液で虫を捕まえるモウセンゴケに実際にさわってみたりできるなど、実際に触れてその生態を間近で感じることができる。捕らえられた虫が消化吸収された姿といった展示もあるのは、大人バージョンならではだ。
そして、同イベントのメインとなるのが期間中毎日、11時40分、13時40分、15時40分の1日3回行われるライブ解説(参加無料)。カメラやモニターを使い、3種の食虫植物の生息場所やどうやって虫を捕まえるのか、そのメカニズムなどを詳しく解説してくれる。特に二枚の葉で虫を閉じ込めるハエトリグサに、綿棒をあてて刺激を送り、パクッと閉じる瞬間を観覧者から数名が体験できるコーナーでは、会場から思わず「オオッ!」と歓声があがるほど。ライブ解説前の11時、13時、15時にはスタッフが館内の花の由来やエピソードを解説するフラワーツアー(参加無料、各回定員20名)もやっていて、そちらもぜひ。
キーマカレーや20種以上のスイーツが味わえるジョーディーズ・カフェ withカフェ・オリエッタも期間限定で登場するので、フラワーツアーで館内散策の後に食虫植物のライブ解説を聞き、その後は緑に囲まれながらカフェでのんびり過ごす、なんて楽しみ方もいいかも。【関西ウォーカー】