プレイするだけでなく、作る楽しさも味わえるWii Uソフト『スーパーマリオメーカー』。その仕組みを利用した多彩な遊び方が、今ネット上で話題になっています。
【大きい画像を見る】【特集】『スーパーマリオメーカー』で「全自動マリオ」公認化、 更に「高難易度」に挑戦する流れも
かつて、ソフトを改造してステージ内にギミックを意図的に配置し、何も操作していないのにクリアできてしまうという、いわゆる「全自動マリオ」というものがありました。数多くの動画も公開され、一部のユーザーや視聴者を中心に奇抜なアプローチが話題となったものの、この行為自体は著しく問題があったため、公開されていた動画などは削除。そのため、その存在感はすっかり薄いものとなっていました。
ですが『スーパーマリオメーカー』が登場し、このソフトを活用すれば誰でも気軽にステージ作成が楽しめるようになりました。もちろん「全自動マリオ」を実現することも可能で、今や何の問題もなく楽しめる一ジャンルへと変化。また合わせて、「全自動演奏」も盛り上がりを見せつつあります。
既にニコニコ動画などでは、『スーパーマリオメーカー』による「全自動マリオ」作品が多数登場。いち早く生み出された動画「全自動マリオメーカー(1日目)」では、ジャンプ台を上手く駆使して、羽根クリボーを避け危険な地帯を突破。見事ゴールにたどり着きます。また「【スーパーマリオメーカー】全自動マリオ作った その3」では、数多くの仕掛けを巧みに使い、次々と迫り来るピンチを紙一重でかわしていく展開が続出。のこりタイム5秒でクリアする辺りも、心憎い演出と言えるでしょう。
「全自動演奏」も負けておらず、『スプラトゥーン』の「シオカラ節」の一部を再現するステージまで登場。『スーパーマリオメーカー』における可能性の幅を、いっそう感じさせる動画となっています。
また『スーパーマリオメーカー』関連の動画の中には、クリア率が極端に低いステージに挑む姿を収めたものも人気を集めています。例えば「クリア率0.09%の鬼畜マリオステージを完全制覇するマリオメーカーUC」では、スタート直後から火の玉の雨に襲われます。安全な足場も少なく、かわすだけでも一苦労。また苦戦しつつも先に進めば、更なる絶望が待ち受けています。書き込みによれば、挑戦数は38万越えで、クリア率は更に下がっている模様です。
問題はありながらもかつて盛り上がった文化が、改めて公式側から正式に提供されることで再び活気づくというのは、ユーザーにとっても嬉しい状況のひとつと言えます。加えて、公式としてはリリースしにくい「高難易度」ステージが生み出され、またクリアに挑むのも、新しい楽しみ方なのでしょう。
こういうった可能性の広がりはもちろん素晴らしいことですが、ステージ自体の面白さを突き詰めたステージにも、スポットライトが当たることを願うばかり。多彩な可能性を持つ『スーパーマリオメーカー』だけに、その幅広さを損なうことなく盛り上がって欲しいものです。
『スーパーマリオメーカー』は好評発売中。価格は、パッケージ版が5,700円(税抜)、ダウンロード版が4,700円(税抜)です。
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