9月4〜7日まで開催されていたIFA 2015では、各メーカーから魅力的なスマートウォッチがたくさん登場しました。そこで今回は、これまで各メーカーから出された代表的なスマートウォッチ8機種をまとめてみたいと思います。
今回のまとめでは、記事のボリュームに配慮して端末の簡単なスペックと紹介文のみのまとめとさせていただいております。
紹介するのは以下のスマートウォッチ8機種。
(目次:リンククリック可能)
それでは、ソニーのSmartWatch 3から見て行きたいと思います。
ディスプレイ | 半透過型液晶 約1.6インチ (320×320) |
CPU | クアッドコア 1.2GHz |
搭載OS | Android Wear |
動作環境 | Android 4.3以上対応 |
センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー |
サイズ (H×W×T) (重さ) | 51×36×10 mm (コア:38g) (バンド:36〜38g) (メタルバンド:118g) |
防水 / 防塵 | 防水(IPS8) / 防塵(IP6X) |
通信 | Bluetooth 4.0 Wi-Fi |
バッテリー | リチウムポリマー電池 通常使用で約2日持続 |
RAM | 512MB |
内臓ストレージ | 4GB |
バリエーション | ブラック ライム ホワイト ピンク メタルシルバー |
価格 | メタルシルバー:3万4880円 その他:2万5000円 |
SmartWatch 3は、2014年11月下旬に発売された端末で、ソフトバンクやauなどでも取り扱っています。発売されたのは昨年ですが、今年4月にメタルシルバーモデルを投入するなど、新しいバリエーションを拡充しています。
リストバンドの取り外しが可能で、他のオプションバンドへ付け替えることができます。
SmartWatch 3については、レビュー記事がございますので、よろしければご覧ください。
ディスプレイ | Circular Super AMOLED 約1.2インチ (360 × 360) |
CPU | デュアルコア 1.0GHz |
搭載OS | Tizen |
動作環境 | Android 4.4以上対応 |
センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 心拍数計 環境光センサー 気圧計 |
サイズ (H×W×T) | 42.3×49.8×11.4mm(47g) classic:39.9×43.6×11.4mm(42g) |
防水/防塵 | IP68 防水・防塵 |
通信 | Wi-Fi 802.11 b/g/n Bluetooth 4.1 NFC |
バッテリー | 250mAhリチウムイオン電池 通常使用で約2〜3日持続 ワイヤレスチャージ対応 |
RAM | 512MB |
内臓ストレージ | 4GB |
バリエーション | ホワイト ブラック classic |
価格 | 不明 |
サムスンのGear S2は、Tizen OSを搭載しており、今年9月に前モデルから円形のフォルムに変更されて発表された新型モデルです。本体のベゼル部分が回転して、側面部のボタンの配置を自由に決められるなどデザイン面でのユーザーへの配慮が伺える端末となっています。
また、先進的なモデルに加えて、機能はそのままに従来の腕時計のデザインを踏襲したclassicモデルもラインナップに揃えており、ユーザーの希望を幅広くカバーした形となっています。
ディスプレイ | Fuill Circle P-OLED 約1.3インチ |
CPU | Snapdragon 400 1.2GHz クアッドコア Adreno 305 |
搭載OS | Android Wear |
動作環境 | Android 4.3以上対応 iOS 8.2以上対応 |
センサー | 加速度センサー コンパス ジャイロスコープ 心拍計 気圧計 |
サイズ (H×W×T) | 45.5×52.2×10.9mm (66.5g) |
防水/防塵 | IP67 防水 / 防塵 |
通信 | |
バッテリー | 410mAh |
RAM | 512MB |
内臓ストレージ | 4GB |
バリエーション | シルバー ゴールド 23金 |
価格 | 4万4900円 |
LG Watch Urbaneは、今年2月にシルバーモデルが登場し、ゴールドモデルも追加。9月には米宝石メーカーREEDSとコラボした23金モデル「LG Watch Urbane Luxe」も登場しました。
Urbaneはもともと従来の腕時計を踏襲したデザインとなっていましたが、23金とワニ革バンドモデルの登場によって、よりアクセサリー性を増した端末となりました。
iOS 8.2以上の端末にも公式に対応しており、iPhoneやiPadでの管理も可能になっています。
ディスプレイ | Fuill Circle P-OLED 約1.3インチ |
CPU | Snapdragon 400 1.2GHz クアッドコア Adreno 305 |
搭載OS | Android Wear |
動作環境 | Android 4.3以上 iOS 8.2以上 |
センサー | 加速度センサー コンパス ジャイロスコープ 心拍計 晴雨計 |
サイズ (H×W×T) | 46.4×53.6×9.7mm (62g) |
防水/防塵 | IPX5/7の防水 / IPX6Xの防塵 |
通信 | |
バッテリー | 410mAh |
RAM | 512MB |
内臓ストレージ | 4GB |
バリエーション | 1種類(バンド付け替え可) |
価格 | 3万3900円 |
LG G Watch Rは、昨年末に発売された端末で、見かけによらず、スポーツやレジャーなどアクティブな面を想定した、利便性の高い機能を備えた端末となっています。
筐体のバリエーションは1種類ですが、市販のストラップに付け替えることで、様々なデザインの腕時計を楽しめるようにしています。
また、LG G Watch RもiOS 8.2以上のiPhone、iPadに対応しています。
ディスプレイ | 42mm:約1.37インチ (360×325) 46mm:約1.56インチ (360×330) |
CPU | Snapdragon 400 1.2GHz クアッドコア Adreno 305 |
搭載OS | Android Wear |
動作環境 | Android 4.3以上 iOS 8.2以上 |
センサー | 加速度センサー 環境光センサー ジャイロスコープ vibration/Hapticsエンジン |
サイズ | 直径42mm×高さ11.4mm 直径46mm×高さ11.4mm |
防水/防塵 | IP67 防止 / 防塵 |
通信 | Bluetooth 4.0 Wi-Fi |
バッテリー | 42mm:300mAh 46mm:400mAh ワイヤレスチャージ対応 |
RAM | 512MB |
内臓ストレージ | 4GB |
バリエーション | 42mm 46mm |
価格 | 299ドル〜429ドル (約3万6000〜約5万1600円) |
Moto 360は、前作でもデザイン面での評判がよく、数あるスマートウォッチの中でも発表に大きな期待がかかっていた端末でした。新しいMoto 360は、サイズの異なる2種類を用意し、色やデザインで男女それぞれに合うバリエーションを取り揃えています。
カスタマイズ可能となっているのは、サイズの他に、ベゼルの素材とカラー、ケースのカラー、バンドの素材とカラーとなっており、組み合わせ次第で、様々なレパートリーのデザインを楽しむことができます。
Moto 360もiOS 8.2以上のiPhone、iPadと公式に対応した端末となっています。
また、新型 Moto 360と同時に Moto 360 Sportなる製品も発表されています。
Sportモデルは、GPSと心拍センサーを内臓し、防水性の強化などがなされた端末です。Sportについては、価格や発売時期が不明となっています。
ディスプレイ | AMOLED タッチディスプレイ 約1.63インチ (320×320) 約1.45インチ(280×280) |
CPU | Snapdragon 400 1.2GHz クアッドコア Adreno 305 |
搭載OS | Android Wear |
動作環境 | Android 4.3以上 iOS 8.2以上 |
センサー | 加速度センサー ジャイロスコープ モーションハブ |
サイズ (H×W×T) (重さ) | 1.63インチ:49.6×40.7×9.4〜10.9mm 1.45インチ:45.2×37.2×10.4〜11.8 mm (本体:約50g) (リストバンド:約25g) |
防水/防塵 | IP67 防水 / - |
通信 | Bluetooth 4.1 Wi-Fi |
バッテリー | 400mAh |
RAM | 512MB |
内臓ストレージ | 4GB |
バリエーション | シルバー ガンメタル ローズゴールド |
価格 | 1.45インチ:169ユーロ(約2万3000円) 1.63インチ:149ユーロ(約2万円) |
ZenWatch 2は、前モデルからデザイン面で大きく際立つ端末となりました。サイズの異なる2モデルを用意し、本体のカラーを3色にしたことに加え、バンドの種類も豊富に取り揃えています。
また、価格についても2万円代前半と安い価格設定になっており、値段の高さがネックになっていた人にはオススメの端末になっています。
ZenWatch 2もiOS 8.2以上のiPhone、iPadに公式に対応しています。ZenWatch 2は、10月からの発売です。
ディスプレイ | full circle AMOLED 1.4インチ (400×400) |
CPU | Snapdragon 400 1.2GHz クアッドコア Adreno 305 |
搭載OS | Android Wear |
動作環境 | Android 4.3以上 iOS 8.2以上 |
センサー | 加速度センサー ジャイロスコープ 心拍センサー 気圧計 バイブレーション |
サイズ | 直径42mm × 厚さ11.3mm |
防水/防塵 | - / - |
通信 | Bluetooth 4.1 Wi-Fi |
バッテリー | 300mAh |
RAM | 512MB |
内臓ストレージ | 4GB |
バリエーション | シルバー ブラック ゴールド |
価格 | 399〜799ドル (約4万8000〜9万6000円) |
Huawei Watchは、ファーウェイのデザイン力をまじまじと見せつける端末に仕上がっています。従来のアクセサリーとしての腕時計の性質を兼ね備えており、バリエーションの豊富さには、素直にこんなスマートウォッチが欲しかったと思った方も多くいるのではないでしょうか。
Huawei Watchは、3色のステンレススチール筐体に加え、スチールメッシュ、スチール連結、本革素材の各種各色バンドから好きなものをカスタマイズしてデザインすることができます。
Huawei WatchもiOS 8.2以上のiPhone、iPadを公式にサポートしています。Huawei Watchは、すでに予約受付が開始されており、9月17日より発売となります。
ここまで、昨年末頃から今年9月に登場してきたスマートウォッチを見てきました。スマートウォッチで第2世代、第3世代と代を重ねてくるメーカーも出てきており、機能のブラッシュアップだけではなく、アクセサリー性を重視したデザイン面での大幅な向上がみられる端末が数多く出揃っています。
今後は、先日発表された米アップルの「Apple Watch」シリーズのエルメスモデルなどを筆頭に、ブランドとして腕時計を売りにしていく企業も増えていくかもしれません。
タグホイヤーやスウォッチなど、既存の腕時計メーカーもすでに参入を表明して開発を進めており、未来志向な機能だけではなく、従来の腕時計のデザインを兼ね備えた端末が増えてきそうが気配がしています。
一通り出揃った感のあるスマートウォッチですが、みなさんは気に入った端末を見つけることができたでしょうか?