クアルコムと言えば、スマートフォンのチップで世界を牽引する企業の1つです。そのクアルコムが、ドローン市場へ本気参入します。
クアルコムは、先日Snapdragon Flightを発表。これは、初めてドローン用に作られたシステム・オン・チップSnapdragonシステムとなります。コンパクトにまとめられたこのボードは、Android端末上位機種に採用されるSnapdragon 801プロセッサが基になっており、クアッドコア2.26GHzプロセッサ、リアルタイム飛行コントロールのためのデジタルシグナルプロセッサ、衛星測位システム受信機を搭載。Wi-Fi&Bluetoothと4K動画プロセスにも対応しています。Snapdragon Flightは、2016年、中国のドローンYuneecでの採用でのデビューを予定。
ネタ元のWiredが解説するように、現在のドローン市場は、パワーのある高額の上位機種かオモチャ感覚の安価な機種と二極化されています。しかし、クアルコムのSnapdragon Flightの登場によって、性能か価格かという選択肢を迫られる必要性がなくなっていくでしょう。同時に、クアルコムはスマートフォンチップだけでなく、拡大するドローン市場でのリーディングカンパニーという地位も手に入れることができるという、まさにWin-Winな構図となっています。
ドローン市場は、もっともっと大きくなっていきます。止めることはできませんよ。
source: Wired
Maddie Stone - Gizmodo US[原文]
(そうこ)